お茶のいろは

KIRIN

WORKSHOP

知るとお茶は、楽しくなる。
生茶と学ぶ「お茶のいろは」
ワークショップ

VOL. 4

プロから教わる
“ティーオイル”のチカラ

2018.01.30 TUE

ワークショップレポート

ティーオイルって何?

「知るとお茶は楽しくなる」をモットーに、お茶の楽しみ方と魅力を体感する「お茶のいろは」ワークショップ。早くも第4回目となる今回は“意外と知らないお茶の側面”を紐解き、飲む・食べるだけではないお茶の魅力に迫りました。私たちの生活に深く親しみのあるお茶。
そう聞いて、多くの方が連想するのはお茶の“葉”ではないでしょうか。
しかし、葉だけではなく、お茶の木も花が咲き、実をつけることを知っていましたか? そしてその実からはお茶の油、「ティーオイル」を取り出すことができるのです。今回は油のプロフェッショナルに搾油体験と試食を交えながら、ティーオイルの、成分、味や匂いなど様々な視点から楽しく教えていただきました。

Ablabo代表蔦木さん登場

Ablabo代表蔦木さん登場

今回講師を務めて下さったのは、Ablabo代表蔦木由佳さん。“一滴の油で、こぼれる笑みを”をモットーに、岡山県の西粟倉村でAblaboを設立。昔ながらの搾り方で油を生産する傍ら、研究や勉強会をはじめ、植物油の素晴らしさを伝えるべく搾油体験やワークショップなども主催されている、まさに植物油の道を極めるプロフェッショナルです。ありとあらゆる種類がある油の中でも、お茶から採れる茶の実油というティーオイルは、味や匂いに癖がなく、体に嬉しい秘密がたくさん! 今回は、実際にお茶の実から油を圧搾する搾油の体験をはじめ、実際に食べてみることでその味わいも実感することができました。

知っているようで知らない油のこと

知っているようで
知らない油のこと

植物の種を押しつぶすことで油を取り出す圧搾法、化学的な技術を使用した抽出法、そしてその二つを組み合わせた圧抽法。主に油はこの3つの方法のいずれかで取り出されます。今回は、茶の風味をより強く残すことが可能な圧搾法に挑戦! 片手いっぱいほどの実から取り出せた油の量は、なんと、たった2〜3滴ほど。これには「お〜!」と思わず歓声があちこちであがってしまうほど、参加者の皆さんも驚き! お茶の油って実はものすごく貴重なものなのです。サラダ油やオリーブオイル、ごま油など主に炒め物や揚げ物に使う身近なものから、ドレッシングなどの生食用オイルとして知られるえごま油、アマニ油など、一口に油と言っても、その成分や料理方法、そして健康面への効能も種類や分類によって様々。茶の実油には、お茶の葉同様にカテキンが含まれ、ビタミンEも豊富。油の知られざる世界、奥が深いです!

いろんな油を食べながら比較してみよう

いろんな油を食べながら
比較してみよう

今回は茶の実油の中から純正茶油と焙煎茶油の2種類をまず比較。さらに、他の植物油であるエゴマ油、菜種油、ヒマワリ油の3種も合わせて、5種類の油を試食することでその違いを比べてみました。雑味がなく、さらっとしている純正茶油に比べて、ナッツのような香ばしさとほのかな渋みなどが残る焙煎茶油。同じ茶の実からとれた油でも全然違います! 清涼感とコクが特徴のエゴマ油、香ばしさとアブラナ特有の酸味を持つ菜種油、コーンのようさ甘さが魅力のヒマワリ油。色や香りはもちろん、豆腐、チーズ、醤油に塩などと一緒に味わうとそれぞれに強い個性が感じられました。参加者の方からは「こんなに違うんだ!」という驚きとともに「こっちよりもこれが好き」といった好みもたくさん挙げられました。

最後はみんなで座談会

最後はみんなで座談会

「今日は自分に合った油を見つけてくださいね!」蔦木さんが冒頭からそうお話してくださったように、食べ比べや食材とのマッチングを進めるうちに、皆さんの“お気に入り”が続々生まれていきました。茶の実を間近で見たり触ったりする経験に、皆さんも興味津々の様子でした。質疑応答の時間には、普段の油の保存法からプロに聞くおすすめ油に至るまで、このチャンスを逃すまい!とたくさんの質問が飛びました。その中で、「搾油する前の粉砕された茶の実は、実はすごく苦い」「焙煎茶油とチーズとお醤油の組み合わせが好き」「この油は日本酒に合いそう!」「イタリアンに使ったらどうなるかな?」など、茶の実の秘密とその応用の可能性を話し合う様子も。お茶から油が取れるなんて! 昨日まで知らなかったティーオイルを知ることで、お茶の持つ奥深さと計り知れない可能性を改めて痛感した時間でした。

講師紹介

蔦木由佳

つたきゆか蔦木由佳つたきゆか

ablabo. 代表

ablabo.は岡山県にある人口 1,500人の小さな村、⻄粟倉村に構える油屋。
同県津山市で94歳になっても尚現役の搾油師に出会い弟子入りを志願、丁稚奉公で伝統製法の搾油技術を学び2014年にablabo.(アブラボ)として独立。契約栽培農家が手かげる無農薬の植物種子を使い、薬剤や添加物を使用しない油の製造・販売している。その他にも油の正しい知識を得てもらうため各地でワークショップや勉強会、講演等も行っている。

開催日時
1月30日(火) 18:00 〜(※受付17:30〜)
所要時間
90分程度
定員
18名(先着)
開催場所
「お茶のいろは」 東京都渋谷区神宮前6-16-23 CASE W
受講料
1,000円(税込)
お問い合わせ
0120-123-282 [受付時間]11:00~19:00 (火曜・年末年始は除く)

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